新品エンジンの慣らし方法と、オーバーホール後の慣らし参考例です。

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 新品エンジンの慣らし運転は、どうしたらいいのですか
  ならし走行の方法  新品購入時 KT100SECエンジンの参考例
  新品エンジンを購入時の慣らしは ながくされることを推奨しています。
    ・O/H後の慣らし時間は、別記(組まれかたで変わります。)
走行スピードは記入していますが、サーキット、ギヤー比、O/H方法で変わります。
調整の仕方でも内容が変わりますので購入したお店で、相談してください。

新品購入時での 参考内容です。

(当社では 新品のエンジンの場合は、初期の熱歪がおきやすいので、長く行っています)

1)エンジンが止まらない様に約15k/h位のスピードで2周くらい一定速度で走行後、
  少しずつスピードを上げながら 30k/h位までアクセルを踏んでいく。
  (5分〜10分)

  エンジンを一度冷やします。(休憩)
  プラグは、パーツクリーナーで洗浄 (かぶって止った場合は交換推奨。)

2)30k/h位で2週走行し、アクセルをオン/オフを繰り返しながら少しずつ
  スピードを上げていきます。中速慣らし 約40〜50k/h位 で10分〜15分

  エンジンを冷やします。(休憩)
  この間にエンジンの増し締め点検(ヘッドボルト、エキパイ、キャブ取付部)
  プラグは、パーツクリーナーで洗浄 (かぶった時は状況で交換。)

3)30k/h位で約2週走ってからアクセルをオン/オフを繰り返しながら
  少しずつスピードを上げていきます。中速慣らし 約50〜70k/h位 で10分〜15分

  エンジンを冷やします。(休憩)
  プラグは、パーツクリーナーで洗浄 (かぶった時は状況で交換。)
  エンジンからの漏れ等が無いことを確認してください。

4)40k/h位で約2週走ってからアクセルをオン/オフを繰り返しながら 少しずつ
  スピードを上げていきます。中速慣らし 約60〜80k/h位 で10分〜15分

  エンジンを冷やします。(休憩) 
  プラグは、パーツクリーナーで洗浄 (かぶった時は状況で交換。)
  
5)40k/h位で約2週走ってからアクセルをオン/オフを繰り返しながら少しずつ
  スピードを上げていきます、70k〜95k/h位 最後の方は全開走行にします。
  全開走行はキャブセットを濃いめで行ってください。 10分

  エンジンを冷やします。(休憩)、プラグは、洗浄

6) 通常の全開走行です、 最初は少しキャブを濃い目でお乗りください。
   (最高スピード約100k位の慣らし例です。)


新品エンジンの最初の慣らし走行は パーツのアタリ付けをするだけではなく、
エンジン本体が 熱で歪みが出にくいように 少しずつスピードを上げ(熱を加えて)
歪の少ない 素性の良いエンジンを作ってください。

参考)一番最初慣らしで2〜3週をゆっくり走るのが嫌な方に関しまして
   1回目の初期慣らしだけを、カートスタンド上でする方法もあります。
   回転数を高くしないで、5分以内で行います。
注記)エンジンに風が当たらないので、熱を持ちやすく注意が必要です。
   エンジンを触るとお風呂の温度位までに温度を上げるくらいです。
   但しエンジンに負荷が少ない為 アタリはつきにくいです。

  慣らしでの注意 と 参考例です。

Q1)エンジンの慣らし中にプラグを見ると 濡れていますが大丈夫ですか
   かかりが悪い時の対策は、ありますか?

A1)ゆっくり走行するとプラグはかぶりやすくなります。
   かぶったプラグは、失火しやすくなりますので、パーツクリーナーで掃除または
   状況で交換してください。


Q2)夏と冬で慣らしの仕方は変わりますか?

A2)寒い季節の慣らし、走行に関しましては エンジンが温まってから、
   スピードを上げていかれることを推奨します。



Q3)慣らし中に、、バックファイヤー(大きな音)がしましたが問題はありませんか?
Q4)慣らしの途中かぶって止ってしまい、プラグを新品にしてもエンジンが
   かからないのですが、どうしたらいいですか?

A3 4) エンジン、ホース等に問題がない場合での参考例です
   バックファイヤーは、走行中にプラグが かぶって、爆発のタイミングがずれた場合に
   エンジンケース内部、またはチャンバー内部での爆発の場合が考えられます。
   ケース内部での爆発の場合はベアリング、キャブなどが痛みやすいです。

    ・サイレンサーBOX内に キャブからの吹返しで燃料がたまってる場合があります。
      BOXをはずして確認、掃除してください。
    ・KTエンジンのケース内部にガソリンがたまっている場合があります。
      プラグをはずして、不圧ホースをはずして、クランクを廻すとガソリンが抜けます。

    ・一度かぶったプラグはかかりにくいです、バックファイヤーが起きやすいので
      交換することを薦めます。


 記載内容は状況でも変わります、保証する内容ではございません。
 ※作業は危険性もございますので、ショップに ご相談してください。
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ならし走行方法参考例 フルオーバーホール時 (KT100SECエンジン)

走行スピードは記入していますが、走行サーキット、ギヤー比、
メンテナンスなどでも変わります。
慣らし内容はエンジンの組み方、ピストンのクリアランス等でかわります。
(詳細は O/H時をされた、ショップで慣らし方法を ご確認してください)

1)エンジンが止まらない様に約15k/hくらいで2周くらい一定速度で走行後、
  少しずつスピードを上げながら40k/hくらいまで走行 (10分)

  エンジンを一度冷やします。(休憩)
  プラグは、パーツクリーナーで洗浄 (かぶって止った場合は交換推奨。)

2)30k/h位で2週走ってからアクセルをオン/オフを繰り返しながら少しずつ
  スピードを上げていきます。中速慣らし約40〜70k/hで15分

  エンジンを冷やします。(休憩)
  この間にエンジンの増し締め点検(ヘッドボルト、エキパイ、キャブ取付部)
  プラグは、パーツクリーナーで洗浄 (かぶった時は状況で交換。)

3)30k/h位で約2週走ってからアクセルをオン/オフを繰り返しながら
  少しずつスピードを上げていきます。中速慣らし約50〜90k/hで15分

  エンジンを冷やします。(休憩)増し締め点検、
  エンジンからの漏れ等が無いことを確認してください。
  プラグは、パーツクリーナーで洗浄 (かぶった時は状況で交換。)

4)40k/h位で約2週走ってからアクセルをオン/オフを繰り返しながら少しずつ
  スピードを上げたあと最後の方は全開走行にします。70k〜95k/h
  全開走行はキャブセットを濃い目でお乗りください。10分

  エンジンを冷やします。(休憩)増し締め点検、プラグは、洗浄

6) 以上で通常の走行です、最初は少しキャブを濃い目でお乗りください。
   (最高スピード約100k位の慣らし例です。)

一般的な オーバールエンジンは、新品エンジンに比べて、熱による
エンジン本体の歪みもでにくいため、慣らし時間は比較的少なくても大丈夫です。


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